経営理念・方針について

8. 「孫子の兵法と経営戦略」の中の「柔構造組織」という言葉について、社長のお考えをお教え下さい。できれば我社を例にとって、御説明下されば分かり易くて有難いのですが。

企業は、社会の変化と共に、変らなければならないと思います。(顧客の変化するニーズにあった商品を提供する)そうしますと組織も当然、社会の変化に、的確に反応して、変えねばならない場合も出てくると思います。=柔構造組織とはそのように、私は理解しています。(臨機応変に・・・・・・)そのような時に、現在は少なくなりましたが、セクショナリズムの強い方(結果として、全社的判断力に欠ける方)場合によっては、表現は悪いかも分りませんが、専門バカ(全体の事が理解できていない、又は、欠けている方も、結果として、セクショナリズムに近い方になってしまうと思います・・・・・・)は非常に困ります。(例 組織の変更等に対し誤解や、我ままをいう=結果としては、考え方が幼稚、或いは、つまらぬプライドが高い等)

そのような時、上司の方や、部門長の方は、説得するのに時間がかかります。本来、上司の方や部門長の方は、部下の方に手をとられないで(何故なら、同じ目的に向かって進む同志である!!)常に目は外(例 お客様・お取引先・競争会社・社会等)に向け、その解決に向かわねばならないし、部下の方も、それを熱意・誠意でもって、最大限の協力をしなければならない時に、上司の方の足を(結果として・・・・・・)引っぱっている事になる(少なく共、勢力・集中力が分散する・・・・・・)極端にいえば、社内に敵がいるのと同じ事になる。(当の御本人は、殆ど分っていない場合が多い……)それ故に、会社としては少し角が立つかも知れませんが、賢い方になって頂きたい。(=全社的立場で物事を考え、実行できる方)と強く思っております。

但し、幸いにして当社の場合、他社と違いまして、その様な愚かな方は少ないので感謝致しております。この事も、業績が良い一つの理由だと思っております。