経営理念・方針について

11. ケースバイケースだとは思いますが、仕事上で組織上からいえば、その責任者にいわなければならないと思うがしかし、直接、担当者にいった方が、良いのではないかという場合も多々あると思います。そのあたり、会社としては、どのように考えておられますか?

会社の考え方と致しましては、内容によりますが、できるだけ担当者同志が、直接連絡頂いた方がスムーズだと考えております。(理由は上司の多忙さを助け、上司の方により重要な仕事に集中して頂く為=上司に対しての思いやり=結果として部門・会社の業績アップにつながる、又、直接の方がスピードがある。)

一例としまして、他部門から部門長に30分ずつの話で8人の方が来られたとすると、トータル4時間かかります。もし100%伝えようとすれば、部下と30分ずつ話をしなければならず4時間かかり、トータル8時間費やす事になります。この部門長の方は、極端にいえば、単なるメッセンジャーボーイになってしまいます。私は、その様な時間を費やすならば、もっと時間を有効に使うべきであり、もっと重要な仕事があるのではないかと思います。(例 業績をあげる仕事)

例えば、総務部であれば、業務一覧表を全社員に回覧し、この件は、(正)誰それ、(副)誰それと記入されていますので、部外の方は一覧表に従って、この件は、総務部のこの方と話をしようという風にすれば、+として部門長だけでなく、担当者の方も、よりやりがい等を感じ、結果として伸びられると思います。

今、例を上げさせて頂きましたが、今後もできるだけムリ・ムラ・ムダをなくして我々全員が、より時間を有効に使っていこうと考えております。勿論、何事においても、上司への報・連・相が必要不可欠である事は、いうまでもありません。

この件で、よく分らない方がおられましたら(例 他部門の担当者にいうべきか、それとも他部門の部門責任者にいうべきことか等々)自部門の部門長や上司の方(内容により社長)に遠慮なくお聞きになられたら良いと思います。

部門長等に、この件について聞かれる+面は、意志統一、コミュニケーションにつながる場合もありますので・・・・・・-面は無し。

それと、時々あると思いますが、質問、或いは、教えて貰いたい点等あれば(自部門長・他部門長・社長等)遠慮せずに直接聞かれれば良いと思います。例えば上司の方が多忙であろうという事で聞かなかった為に、色々後日、問題が起るケースがあります。

会社で進めている方法は「メモ」で「これこれしかじかの件(内容)で急ぎませんのでお答えお願い致します。」という方法です。(何故、内容迄記入するかといいますと、唯、単に「御相談したいことがありますので…… 」とメモをおかれると上司の方は、その内容が分りませんので、急ぐのかどうかも分りませんので・・・・・・。)この事は、気配りというか、上司への思いやりというか、そのような意味で是非そのようにお願い致します。この事により、更にコミュニケーション・信頼関係ができます。

それと、会議等で、こんな事を聞けば恥ずかしいというような気持ちを持たないで、分らない点はどしどし質問されれば良いと思います。(良いというより必ずそうするべきですが・・・・・・)

質問もないので、分っておられると思っていたが、実際は理解していなくて重大なミスを起した事が時々あります。やはり、勇気を持って質問されている・熱意が高い・積極性が有る・質問以外の事は、理解されている等でプラスに評価されます。(但し、マイナス発言は避けて下さい。そう判断された時は、上司と一対一の時にお話されると良いと思います。) ある管理職の方が役職者会議でも発表されていましたが、意見具申と不平不満は紙一重で上司にいえば(内容にもよりますが・・・・・・)意見具申として+評価、部下・同僚・他部門にいえば不平・不満として-評価されますので・・・・・・質問からは外れますが、時々あるのですが、「ハイ分りました。」という返事は良いのですが、「分りました」といってくれたのだから、やってくれるだろうと見ていると、全然していない。それで「何故していないのか」と聞くと、実は、これこれしかじかでしない方が良いと思いましたので、又は、「特に急ぐ内容でもないと思いましたので・・・・・・」という答えである。

この場合の答えは(一)反対ならば、指示された時に、又は、考えたがしない方が良いと思った時にいうべきであり、(二)それ以上に=実行できない時は、安易な返事をしない事である。(対外面も同じ)「ハイ分りました」又は、「ハイ」という事はそれを「行う」「了承しました」という事でありますから・・・・・・。